ゆ、家を建てる

中古住宅検討~マイホームを手に入れるまでの過程を紹介します

【家づくり】必要最低限は耐震性能とビルダーの信頼度(1)

時系列で経過を書いていくと言っておきながら、早速横道に逸れます。
このブログは(私の性格上)どんどん緩くなっていく予定ですが、一番大事だと思うことだけ先に書くことにしました。

 

今、家づくり初心者の友人が相談しにきてくれた想定で、気にしなければならない最低限のポイントを聞かれた場合に答える2点について書きます。
 (1)耐震性能
 (2)ビルダーの信頼度
この記事では、(1)耐震性能について書きます。結論は、耐震等級3(許容応力度計算)を取りましょう!ということです。

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(1)耐震性能:耐震等級3
※できれば構造計算(許容応力度計算など)による耐震等級3

日本では歴史的に大きな地震が度々起きており、私が住んでいる神奈川県においても、自分が死ぬまでに数度は、大きな地震が起こるだろうと考えています。
#「首都直下地震」など

 

想定する地震被害のワーストケースは「家が潰れて家族が死ぬこと」であり、次点が「家に継続して住めなくなること(建て直しが必要となり金銭的に大きな被害)」です。

 

2016年4月14日~4月16日の間に最大震度7地震が2回発生した熊本地震において、建築基準法の耐震基準(=耐震等級1)の家で継続的に住めなくなる家が多く発生しました。一方で、耐震等級3の住宅はいずれも継続的に住み続けられているとのことです。構造設計建築士の佐藤先生の解説動画を紹介します。

実際、熊本県益城町にある私の後輩の実家は熊本地震によって住むことができなくなり、建て直しを余儀なくされました。義援金があったのかどうかはわかりませんが、そういったものだけで建て直せるはずもなく、非常に大きな出費です。建てたばかりではなかったことが不幸中の幸いでしょうか。仮に住宅ローンが大半残った状態でその家に住めなくなったら絶望的かもしれません。

構造計算費用を20-30万円、耐震構造強化費用を坪1-2万円程度と仮定して、その追加費用で家族の命と財産を守ることは妥当ではないかと思います。

 

私は近所の建売住宅で耐震等級をうたっている物件をまだ見たことがありません。長期優良住宅であっても、耐震等級2以上が条件であるため、耐震性能が十分であるかはわかりません。古い住宅についても、耐震性能が十分であるかはわかりません(耐震基準はたびたび更新されてきているため)。
私は当初、中古住宅や建売住宅を探していたので、1回くらいの大きな地震に耐えられるのなら、安い中古住宅や建売住宅を購入し、最悪建て直すのもありかなぁと考えていました。しかし今は、耐震等級3が必須だと思っています。万が一、一回の大きな地震で家が潰れて家族の命が奪われるようなことがあっては取り返しがつかないからです。建て直すにしても解体費用や仮住まいの費用をはじめとして相当なお金がかかることを理解したからです。
なので、耐震性能が不明な建売住宅を購入するよりは、比較的新しい大手ハウスメーカーの中古住宅や、鉄筋コンクリート造など、耐震性能を見込める物件を選択するほうが安全ではないかなと思っています。

 

続き「(2)ビルダーの信頼度」については、次回。大工ガチャが不安、とかそういうことを書こうと思います。